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禅的体操

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姿勢のチェック
禅的体操とは
禅とは己事究明の実践の教えです。本来の自分に気づく教えです。
よその人を探すわけではありません。今いる場所以外に私を探すわけでもありません。

禅的体操は、もともと備わっている自分のからだのはたらきを、再確認しようとする体操なのです。ですから、これが名前の由来です。


体操をしながら、今までどうやって身体を使ってきたのか観察してみると、なんと今まで、おおざっぱに使ってきたかに、気づくはずです。
例えば、自分の身体を思うように動かせるでしょうか?まったく骨や筋肉が動かないことにおどろきます。
身体の硬く固まって動かない部分、
ふにゃふにゃで緩みきってしまっている部分、
動かしたいのにその命令が伝わらない部分、
思わず悲鳴をあげてしまう位痛みが走る部分。・・・・
まるで知らなかった自分の身体に気づくでしょう。

硬い身体は、柔らかく。
軟らかい身体は、剛く。
休むときはゆったりと、力が抜け。
動くときは、しゃんと筋力が姿勢を支え。

そんな動物のような、身体の使い方を禅的体操が気づかせてくれます。この元々の動物としてのからだに戻していこうというのが、からだからの会の目指すところです。

「禅的体操」は
長く使ってきて、知らないうちに身についてしまった自分のからだの癖を、元に戻していこうという体操です。
忘れかけている自分の軸を使えるものにしようという体操です。
つまり、
「禅的体操」とは、「自分の身体と心」に向き合い、自分の軸をトレーニングする体操です。


ところで、
なぜ身体はあちこち痛くなるのか?
身体に不調がおこってくるのは、「自分のことに関心を持ちましょう」という、からだの声です。
ですから、不調を感じた時が、身体に目をむける時節到来だと思います。きっと今まで、身体に甘えて酷使してきたのではないですか?
身体を 少していねいに使ってみることが大切ですね。

身体を丁寧にってどういうこと?
この方法が禅的体操の中にあります。自分の中の「気持ちいい」という心の声を探していくことだと思います。
今まで自分に我慢ばかりさせてきた人はなかなか自分の感覚がわからないでしょう。自分の感覚が信じられなかったりするでしょう。
仕方ないですよね。今までずっと自分の感覚を無視してきたのですから。でも、大丈夫。きっとそのうちに、自分の感覚がそだってきます。自分の身体の声、心の声が聞こえるようになります。
自分の心を基準にして、自分の身体をよりよいものにしていく。
これはとても充実したよろこびです。

外から見える動きも大切ですが、禅的体操でもっと大切なのは自分の内側の使い方です。ああだろうか、こうだろうかと観察を持続する力。これが何よりも大切なのです。目が外を向いていると気づけません。
そして、
変化する自分を温かい目で見守る、気長な「慈悲の眼」を、何よりも大事に育てていってほしいと思います。


また、
禅的体操はその大部分を、寝転んで行います。
では、なぜ寝転んでするのでしょうか?
楽だから?そう、楽だからなのです。
楽して、からだはトレーニングになるの?  と不思議におもわれるかもしれませんね。
でも、答えは からだを癖から解放して動かすために寝転んでするのです。
わたしたちは、夜寝ているとき以外は、身体を立てて過ごしています。
このとき、地球の引力がからだに働きます。重力です。
立っているということは、身体がこの 重力 に逆らっていることになります。重力 に逆らうためには、からだを支えるしっかりした背骨が必要です。
つまり、上手く立つためには、軸がしっかりしていないといけません。
ところが、虚弱な人、姿勢の悪い人、肩・腰・膝の調子が悪い人たちは、軸の使い方が下手な人たちです。

そこで、考えたのが寝転んでするトレーニングです。
からだが重力から開放されれば、
立つことに使っていた からだの無意識を 弱い部分の集中トレーニングにまわせるのです。
きちんと良い姿勢で立つための軸のトレーニングの下準備のために、寝転んでします。
それ以外にも、寝転んですると、筋肉を部分部分にわけて使うことができます。自分の癖によってアンバランスになっている、からだの筋肉を整えるには、よわい筋肉を使う必要があります。
寝転んですると、このよわい筋肉を上手に使うことができるのです。

ですから、軸の使い方が下手な人、虚弱な人、中高年の人にはこの禅的体操はとても有効なのです。

                    (*ここでは、からだ・身体・心の使い方は一応意識的に使い分けております。


どんなからだであっても、自分にとってはひとつっきりです。禅的体操を行うことで、一生付き合っていく心と身体をいとおしく大切に思えるように、なりましょう。

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